中国Apollo Goとは?無人配車の利用実績と日本から見るべき点
百度のApollo Goは、実際に乗客を乗せる無人配車サービスを展開しています。公表された利用回数から分かることと、分からないことを区別して見ていきます。
無人の車が一日に何度も乗客を運ぶ。Apollo Goの数字からは、実証を超えた運行の規模が見えてきます。一方で、数字だけで利用できる街や乗り方までは分かりません。
乗車回数は運行の規模を示します。乗れるエリアまでは示しません。
「実証台数」より乗車実績を見る
Apollo Goは百度の自動運転配車サービスです。百度の2026年第1四半期の決算発表によれば、同期間に320万回の完全無人運行による乗車を提供し、2026年4月までの累計一般向け乗車回数は2,200万回を超えました。実際に利用者を運んだ回数として、商用化の進み具合を考える手掛かりになります。
数字だけでは分からないこと
「乗車回数が多い」ことから、誰でも中国全土のどこでも乗れるとは言えません。配車できる区域、運行時間、アプリ、料金や現地での本人確認は都市や時期によって異なります。日本から旅行して利用したい場合は、訪問先の最新の利用条件を現地サービスで確認する必要があります。
中国以外への広がり
百度は同じ決算発表で、2026年5月時点の世界での展開都市数を27都市と説明しています。また、ドバイの複数区域で無人運行を行い、現地向けアプリを開始したとしています。ただし「展開都市数」には試験など段階の異なる活動が含まれ得るため、27都市すべてを一般向け無人配車の提供地域として数えるべきではありません。
日本の読者にとってのポイント
中国の事例が示すのは、限定区域から運行・配車を積み上げていく形です。日本でサービスが始まる場合も「都市全域で一斉に利用可」と考えるより、対象の乗降地点、運行時間、料金、サポート窓口を一つずつ確認するのが実用的です。Apollo Goの利用回数は日本の開始時期を保証する数字ではありません。
内容に変更や誤りが判明した場合は、一次情報を確認して修正します。重要な訂正はこの記事に内容と日付を追記します。編集・訂正方針